じっくり解説「ホテル御三家」の歴史とグルメ

ビュッフェレポーターのまりもです。

今回の記事のテーマはホテル「御三家」の歴史とグルメ。

「御三家」とは、誰もが知っている「帝国ホテル」「ホテルオークラ」「ホテルニューオータニ」の３つのホテルをいいます。

日本のホテル業界は長らく「御三家」がリードしてきました。

もっとも、「御三家」という言葉が生まれたのは、1980年代、バブル期に入ったころ。

東京サミットにおける宮中晩餐会のケータリングを３社で持ち回りし、外務省が大統領や国王などの国賓を迎えるときの宿泊施設として３社を指定したのがきっかけです。

１　帝国ホテル

帝国ホテルの歴史

帝国ホテルは1890年11月3日、海外からの賓客をお迎えする「日本の迎賓館」として開業しました。

1954年2月、ハリウッド大女優マリリンモンローが新婚旅行で宿泊したのが帝国ホテル。

「夜は何を着て寝るの？」という記者の質問に「シャネルの５番」と答えたのは有名な逸話です。

今では、誕生日、結婚式、ビジネスの商談、家族での会食など様々なシーンで利用されており、１日の来館者は約１万人です。

帝国ホテルの宿泊プラン

帝国ホテルは、本館とタワー館に分かれています。

なかでも本館14F～16Fに位置する特別階「インペリアルフロア」には、お迎えする特別な方にふさわしい、品格のある美しさと機能性を備え、最上のくつろぎがあります。

こんな豪華な宿泊プランもありました。

2泊で50万円ですか…。

また、2015年4月に帝国ホテルタワー館30～31階に特別階『プレミアムタワーフロア』が誕生しました。

こちらも宿泊料金が高そうですね。

しかし、一休には2名で31,000円～の激安プラン（？）もありました。

帝国ホテル

一休.comタワー館　スタンダードツイン（31平米）。

食事はついていないプランですが、部屋は十分豪華ですね。

気になる方は是非、今月のお得プランをご確認ください。

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帝国ホテルのビュッフェ

今では広く知られる「バイキング」は、実は帝国ホテルが発祥の地です。

北欧の伝統料理「スモーガスボード」の好きなものを好きなだけべるというユニークなスタイルからヒントを得て、1958年8月1日「インペリアルバイキング　サール」が本館17Fに誕生しました。

ちなみに、「バイキング」という名称は、同じ年に公開された海賊映画「バイキング」から着想を得たもの。

「サール」の入口です。

開業当時のメニュー表紙のデザインである、海賊船が描かれた赤い看板が目に留まります。

人気で予約が取りにくいですが、「帝国ホテル」のホテルビュッフェの歴史と伝統を味わいに是非一度「サール」に行ってみてください。

「帝国ホテルのアフタヌーンティー」の記事もおすすめです。

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２　ホテルオークラ

ホテルオークラの歴史

「ホテルオークラ」は、1962年5月20日に開業しました。

創業者の大倉喜七郎は、帝国ホテルを生んだ大倉喜八郎の長男です。

開業2年目には、IMF（国際通貨基金）総会の会場となるなど、「ホテルオークラ」は日本を代表する国際的なホテルとして地位を築いてきました。

その後も、

1975年　IMUI（国際海上保険連合）総会
1986年　東京サミット
1990年　天皇の「即位の礼」
1993年　東京サミット
2007年　ダイオキシン2007国際会議

などの会場となりました。

特に、1986年の東京サミットで迎賓館の接遇を担当してから「御三家」の一つに数えられるようになります。

ホテルオークラ本館の建替工事

国内外を問わず、多くの人たちに親しまれてきた「ホテルオークラ東京」。

ホテルオークラ

その本館は、東翼・南翼・北翼の三翼からなり、日本初の三ツ矢式建築のホテルでしたが、建替工事のため、2015年8月末で営業を休止しました。

建替工事が発表されると欧米を中心に反対運動がおこりました。

『ワシントン・ポスト』などは取り壊しを惜しむ記事を掲載し、英誌『モノクル』は「セーブ・ジ・オークラ」という特設サイトを立ち上げ、「日本的モダニズム建築を守ろう」と署名集めを始めました。

反対運動の甲斐もむなしく建替えは進んでおり、現在は別館のみで営業しています。

公式ホームページによると、日本の伝統美を継承しつつ最新の機能を備えるとのこと。

今般の計画では、ホテルオークラ建築の基本である「日本の伝統美」を継承しつつ、設備面においては最新の機能を装備いたします。 ホテル客室数としては約 550 室を配置し、日本および世界のお客様の多様なニーズにお応えしていく予定です。同時に２棟のうち高層棟にはオフィスを配置する予定です。

新日鉄興和不動産

新しい本館は2019年春に開業予定。

完成後は13階建てのホテル棟のほか、オフィス機能を備えた地上38階、地下6階のタワービルの2棟が建設されます。

伝統あるホテルなのにも関わらず、オフィスフロアが設けられるというのが意外ですね。

現地を見に行ったところ、タワー棟は20階あたりまで完成していました。

ホテルオークラの宿泊プラン

ホテルオークラの最高級宿泊プランは「プルデンシャルスイート」

開放感のあるリビング・ダイニングルームをはじめ、ベッドルームなどを配置。上質なヨーロッパ家具が心地よさを醸し出し、上層階というロケーションとあいまって、ひときわ贅沢な空間を形作っています。

ホテルオークラ

キングサイズのベッド。

こんな広いベッドで一度は寝てみたいものです。

ダウンライトの照明も落ち着いています。

ホテルオークラ

バスルームは大理石。

最高の空間でゆっくり湯舟につかりたいですね。

お値段は「お問い合わせください」とのこと。

ホテルオークラ

一般的な宿泊プランを検索したところ、大人2名で19,602円というプランもありました。

ホテル御三家にこの価格で宿泊できるのはお得かもしれませんね。

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ホテルオークラのレストラン

「ホテルオークラ」には世界のVIP御用達の有名なレストランが多く入ってます。

• 本格広東料理を味わえる極上チャイニーズレストラン「桃花林」
• 日本で一番有名な寿司「銀座久兵衛」のホテルオークラ店

レストランの中で一休の点数が「4.76」と驚異的な高得点 だったのが、フランス料理「ラ・ベル・エポック」

ここは、日本におけるフランス料理の普及に寄与してきたレストランだそうです。

一番リーズナブルだったのが、【一休平日限定ランチ】オークラ伝統の味をお気軽に味わえる特別コース5,500円です。

他のコースが1万円ほどするので、5,500円が安く見えてしまいますね。

気になる方は是非チェックしてみてください。

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＼ホテルオークラ内の他のレストラン／

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３　ホテルニューオータニ

ホテルニューオータニの歴史

創業者の大谷米太郎が政府の依頼に応じて、東京オリンピックのため、この地に1964年にホテルニューオータニを開業させました。

大谷米太郎は富山出身で、おにぎり３つと15銭だけ持って東京へ出てきました。

卓越した経営センスを持っていて、ホテル業界は今後需要が伸びると感じたもののノウハウがわからない。

そのときに教えを請いにうかがったのが、ホテルオークラの初代社長だそうです。

ホテルニューオータニの日本庭園

そして、ホテルニューオータニといえば、由緒ある広大な日本庭園です。

広さは約1万坪。

この日本庭園は、加藤清正公の下屋敷や井伊家の庭園として400年以上の歴史を有する由緒あるお庭です。

池の鯉は、緋鯉、真鯉合わせて約350匹。

庭園の樹木は、鳥たちにとって絶好の棲家とあって、ウグイス、メジロなど さまざまな小鳥たちの姿を見ることができます。

撮影スポットとして人気の太鼓橋。

四季折々の花や緑を楽しめるだけでなく、珍重される名石や奇石、趣のある灯篭など見どころも多くあります。

ホテルニューオータニの宿泊プラン

ホテルニューオータニで最上級の部屋は、エグゼクティブスイート「夢窓庵」。

ホテルニューオータニ

一泊、27万円（税サ別）の極上空間。

ホテルニューオータニ

バスルームはモダンな雰囲気です。

リーズナブルな部屋だと2名で21,000円のプランもありましたので、気になる方はチェックしてみてください。

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ホテルニューオータニのビュッフェ

ホテルニューオータニには、4つのビュッフェレストランがありますが、その内のひとつ「SATSUKI」では、究極の朝食ビュッフェとして“新・最強の朝食”を提供しています。

何が最強かと言うと、食材へのこだわりが最強なんです。

ビュッフェ台に並ぶ食材は料理長が全国をまわり、納得のいったものだけを仕入れた選りすぐりのみを使用しています。

また、ピエール・エルメのベーカリーやデザートも食べ放題。

全ての素材が超一流で朝から大満足でした。

【最強過ぎる】ホテルニューオータニのSATSUKIは最強の朝食でした

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もうひとつおススメしたいのが、異国情緒溢れる南国レストランとして有名な「トレーダーヴィックス」。

リゾート気分でゆったりとビュッフェを楽しめ、席も豪華なので、気になる方はこちらの記事も是非ご覧ください。
【南国で世界中を味わう】トレーダーヴィックス 東京のビュッフェ！ホテルニューオータニ

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４　まとめ

いかがでしたか？

「御三家」の歴史からレストランの紹介までさせていただきました。

「御三家」は、滞在してそのホスピタリティを堪能するのもちろんいいですが、レストランやバーも充実しているので、リッチな食事を楽しみに行くのもおすすめです。

国内外VIPを感動させた最高の味を是非一度ご賞味ください。

「御三家」の後に「新・御三家」が登場しますが、また別の記事で紹介させていただきます。

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